社会が多様性を受け入れ始めた今
最近、LGBTQが話題になることは少なくなりました。社会が受け入れつつあるということだと思います。それは、社会の認識が変わってきたということであり、多様性のある社会になってきたということです。多様性を認めることで、社会の変化や発展も広がります。
ただ、ここでLGBTQに対する自分の考え方を明らかにしておきたいと思います。このテーマは今年の初めころにも書いたのですが、もう一度確認の意味で述べておきます。
LGBTQへの基本的な考え方
「お前は、このLGBTQと言われる人たちをどう思っているのだ。」と言われれば、「性的少数者であっても人である以上、その存在は認めるべきである。」という認識を持っています。
この方々は、いわゆる「白い目」で社会から見られることに苦しい思いをされたこともあるでしょう。それは残念なことであり、それぞれ人としてお互いに尊重すべき存在であると言えます。
少数者と弱者は同じではない
ただ、少数者であるからと言って守られるべきというのは違うのではないかと思うのです。少数者だから排除されるということはあってはならず、その存在を認め合うことが求められるのですが、優先的に保護されるべき対象とは言えません。
もし「少数者だから保護されるべき」ということであれば、LGBTQよりもさらに少ない割合の少数者がいれば、そちらを優先して守らなければならなくなります。
社会が、そして行政が守らなければならないのは、少数者ではなく弱者です。つまり、守られるべきはLGBTQではなく、子どもや高齢者、障がい者といった弱者とされる人たち、そして体力的に不利な立場にある女性なのです。体力面で女性は男性にかないません。そのため、スポーツ競技でも男女が分かれていますし、オリンピックとパラリンピックとがあるのです。
行政の役割と「守る」対象の整理
ですから、弱者は女性などであってLGBTQではないのです。最近はそれほど話題にはなりませんが、行政がこの少数者を守るかのような取り組みをしているとニュースになった自治体がありました。これは、弱者と少数者を取り違えた結果と言えます。
行政は、少数者を守るのではなく、少数者の存在を認めることが大切です。そして守るべきは、あくまで弱者です。
少数者を守るなら、さまざまな分野における1パーセントの存在も守るべきということになります。LGBTQは8パーセントいると言われているのです。
私は、そうした認識をこれからも持ち続けたいと思います。


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