与党大敗と既存政党の後退
昨日の投開票の結果、参院選は当初の予想通り過半数のラインである50に達せず、与党自民党は大敗とメディアは取り上げています。
ただ、これはある程度予想ができたことで、投資家などは織り込み済みでしょう。
この結果を見ると、自民党・公明党という与党だけでなく、立憲は現状維持、その他共産など従来からの政党が議席数を減らしており、新興勢力が議席数を延ばした形になっています。
つまり、従来からの政党では有権者、特に若者の求める政治ができておらず、それを期待して新しい政党が躍進したという構図になっているわけです。
政治に求められる「市民の声」の真の理解
今、国民が何を求め、どういう政策を打ち出すことに期待しているのか。それをしっかり把握できていなかったと言えます。
市議会議員として襟を正さなければならないのは、一部の支援者の声だけを市民全体の声の如く理解し政策を進めようとすれば、市民との間に大きな溝が生じてしまうということになります。
市民は何を求め、どういう政策を期待しているのか。それを常に把握することが議員としての務めであると言えます。
希望を持てる社会のために
また、長年同じ政権が続けば、どこかにほつれは生じてくるわけで、それをいかに正すかが重要になってくるわけです。政権交代という選択肢も大きな候補の一つになるでしょう。
これからの政局は注視していかなければなりませんが、国においても地方においても大切なのは、市民の求める政策をいかに効果的に実現するかということです。
それは市民に迎合するという意味ではなく、市民が希望を持てる社会となるための政策を実施していくという意味であります。
最近の政治は、失敗が許されない状況にあります。過激で分かりやすい言葉で訴えることは有権者には届きやすいのですが、それが本当に市民が希望を持てる政策に通じていくのかを注視しなければならないのは、有権者の務めと言えます。
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