AIがもたらす電力消費について

柏崎刈羽原発再稼働報道から考える「電力消費」の課題

東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働について、新潟県知事が容認するとの記事が今日の新聞やテレビをにぎわせていました。今日は、それを受けて、原発の是非についてではなく、電力消費について考えてみたいと思います。

データセンターの電力消費が急増する背景

生活の中で、多くの生活関連製品は電気がなければ動かないものが多く、仕事をするうえでも絶対的な必需品といえます。その中で、最近特に注目されているのが、AIの普及に伴うデータセンターでの電力消費量の増加です。

2023年には全世界のAI駆動データセンターの電力消費量が500TWhに達し、2030年には1,500TWhに増加すると予測されています。これは、日本の電力消費量を上回る規模です。AI、特に生成AIは大量のデータ処理と複雑な計算を必要とするため、データセンターの電力消費がとても大きくなるのです。グーグル検索1回とChatGPTへの1回のリクエストでは、10倍近い電力消費の違いがあると言われています。

電力をどう確保するべきか——原発依存と生活への影響

これからは、このデータセンターの電力をどうやって賄っていくかが課題になるでしょう。日常生活で消費する電力に比べ、データセンターの消費量が莫大であれば、生活での電力消費が我慢を強いられる場面が出てくるかもしれません。つまり、計画停電を行わなければならないほどの電力不足もあり得るわけです。そうした電力消費を見越せば、安定的でクリーンな原発に頼らなければならないという判断も出てくるでしょう。

原発は危険であるという理由からエネルギー源として排除する場合、この膨大な電力を必要とするデータセンターの存在にどう対応していくかを、国民全体で考える必要があるのかもしれません。

AIの“便利さの裏側”にも目を向ける必要がある

便利で使いやすいAIを生活のさまざまな場面でこれからも使うとすれば、そのための電力をどう確保するべきかについても考えていかなければならないでしょう。便利という視点だけで、その背景にある課題から目をそらすべきではないと思います。

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