過疎地域に住む人は弱者といえるのでは

社会的弱者とは何を指すのか

弱者といえば、身体的な強さも含まれるため、社会的弱者という括りで書かせていただきます。
社会的弱者とは、ウィキペディアで、「一社会集団の成員でありながら、大多数の他者との比較において、著しく不利な、あるいは不利益な境遇に立たされる者(個人あるいは集団)のことである。」としています。

具体的には、子どもや高齢者、障がい者といった年齢や身体的な弱者がこれに当たりますが、何らかの理由で満足な収入を得られない経済的な弱者もこれに含められるのでしょう。
こうした社会的弱者には、ほかに地域的な理由で「著しく不利もしくは不利益な境遇」にある者も当たると考えます。具体的には過疎地域に住む人がこれに当たるでしょう。

過疎地域で暮らし続けることの負担

弱者対策といえば、子どもや高齢者が挙げられますが、人口が極端に少ない地域に住む人がその地域で暮らし続けることは、自治会や生活環境の維持などに大きな負担が生じます。そうした負担を軽減することも必要な取り組みといえます。

そこに行政経費を使うなら、過疎地域に住む人を町部に集める政策を進めるべきだという意見もあります。しかし、長年住み続け、引っ越しや移住に慣れていない人にとっては、今いるところが終の棲家と考えている人も多く、将棋の駒のように動けるわけがないのです。

弱者対策としての「負担軽減」という視点

過疎地に人口を増やすという取り組みも考えなければならないでしょうが、過疎地になったのはそれなりの経過や社会的要因もあるわけです。
そうした背景を考えれば、今住む人の負担感を軽くする取り組みが弱者対策として必要なのではないでしょうか。

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