農作物の暑さによる影響は?

異常気象が稲作に及ぼす深刻な影響

連日暑い日が続いているわけですが、当然、これだけの暑さが6月から続くと、作物への影響が心配されます。

今年の場合は、田植えからひと月程度で30℃を超える日が続き、稲も勘違いしてしまえば、出穂の時期でもないのに出穂の状態になってしまうこともあり得ます。実際、そうした状態が見られるという情報もあるようです。

そうなると、十分な稲穂を付けることが難しく、結果として不作になることが懸念されます。今年は大凶作になるかもしれない、あるいは今後、コメの収穫量は徐々に減っていくことになるでしょう。

備蓄米と価格高騰の懸念

政府は備蓄米を10万トン残し放出したようですが、今年が凶作であれば、備蓄米10万トンではとても足りません。不足すればコメの価格は上昇し、統制が取れなければ青天井になる可能性もあります。

輸入すればいいという意見もありますが、食品の安全にことのほか敏感な日本人が、どこまで受け入れられるかという課題があります。ただ、手に入らなければ、買うしかないという現実もあるでしょう。

これまで「コメだけは大丈夫」と言われていましたが、それすらおぼつかなくなってきています。

気候変動と農業の未来

他の農作物も同様に、今後は気候変動の影響を受けやすい野菜が、激しい価格の乱高下を繰り返すことでしょう。暑さだけではありませんが、寒さよりも暑さの方が温度調整が難しく、管理がしづらいため、自然に任せるしかないという現状です。

これからの日本は、食の確保のために、農作物の安定的な供給を維持するため、これまで以上に農業に力を入れなければならないと思います。

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