6月定例会が終了、市長からの一方的な報告
本日で6月定例会が終わりました。議会終了後、「議会全員協議会」という名の市長からの報告がありました。「議会全員協議会」というのですから、議員間で討論が行われ、議題に対する何らかの方向付けがされるかと思うのですが、いつも市長側からの報告で終わってしまっている会議なのです。
市民の声を聞かずに進められる施設の見直し
さて、その議会全員協議会において、いくつかの施設の廃止もしくは移転についての報告がありました。確かにそれぞれの施設の稼働状況や、施設の維持管理費の増加など財政負担が大きく、見直しの必要な施設ではあります。しかし、その施設についての方向付けを突然議員に示され、市民への周知や理解が得られないままに進められようとしている状況にある施設です。
まったく利用されない施設であるならばわかるのですが、少ないながらも一定数の利用者がおり、その利用者への説明や事前の了解も得ずに、施設の廃止もしくは移転をしようというのです。
最近、利用者の声を聞かず、もしくは事前に何らかの相談もせず一方的に決定してしまう事案がいくつか続いています。
市民感情を無視した決定が生む溝
状況と数値だけで決めてしまい、市民の声を聞かずに進めようというのでは、どんなに良い取り組みであっても市民が「はいそうですか」とは言わないでしょう。そこには市民感情や、それぞれの施設や事業に対する思い入れというものがあるからです。事前に声を聞き、しっかり理解してもらってから次の段階に進めていくことが必要なのです。
そうした市民の思いを大切にして事業を進めるということがなくなってきていることに、市民と行政の間の溝を感じるこの頃です。大きな溝になる前に対応していかなければならないと思うのです。
今日はこれまで。
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